2010年04月06日

<読めば読むほど>「立ち上げる」で思う(毎日新聞)

 4年前、毎日新聞の投書欄「みんなの広場」で70歳を超える男性が「立ち上げる」への違和感を表明し、NHKに乱用の「言語的根拠」を問いただしていた。

 毎日新聞用語集では「誤りやすい慣用語句」のコーナーで「コンピューターのソフトを起動させるなどの場合以外には使わない。『設立する』『組織する』『スタートさせる』『つくる』『設置する』『起こす』など表現を工夫する」と言い換えを指示している。00年3月14日の当コラムなどでも取り上げられ、拡大解釈にクギを刺していた。ところが、08年発行の広辞苑第6版に「立ち上げる」の意味として「組織・企業などを新しく始める」が付加された。むしろ、凡庸に映る「設立する」より、能動感あふれる「立ち上げる」のほうが世間では魅力的なのかもしれない。

 投書の男性の言語的違和感は、「立ち上げる」を「立つ」という自動詞プラス「上げる」という他動詞の複合動詞と見るからだろう。「立ち上げる」自体を一つの他動詞と理解すれば受け入れやすいかと思う。とはいえ、「立ち上げ」の“隆盛”にお手上げの私個人の意見を言えば、「誤りやすい慣用語句」から外す時期に来ているように感じる。    【校閲グループ・林田英明】

            ◇ 

 ◇00年3月14日の「読めば読むほど」

 「最近頻出する『立ち上げる』という言葉には違和感を覚えます」というお便りをいただきました。

 確かに近ごろ、政治家が○○審議会を「立ち上げ」たり、財界人の××推進会議が「立ち上がっ」たりする記事を目にするようになりました。これらは「発足させる」「(組織などを)結成する動きを見せる」というような意味で使われますが、もともとはコンピューター関係の技術者の方々が使いだしたようです。

 必要な操作をして、コンピューターを稼働できる状態にすることを、他の機械一般と同様に「起動させる」と言いますが、それを話し言葉で平易に表現しようとしたのでしょう。「起」の連想で「立ち上がる」、さらに「させる」という使役の動詞の連想で下一段型の活用に変化させて「立ち上げる」−−こんな推測をしています。ただ「立ち上がる」という自動詞の感覚が残るため、「〜を」という目的語をとった他動詞の使い方に違和感が生じるのではないかと思います。

 辞書に載ったのも最近のことで、広辞苑(岩波書店)では1998年11月11日発行の第5版第1刷から登場しています。しかし、コンピューターに限っていて、前述のような「発足させる」という意味の拡大解釈は採用していません。

 毎日新聞でも98年6月に定めた内規で「『立ち上げる』はコンピューター以外には極力使わない」ことにしています。

 でもやっぱり、政治家の方々や財界の方々は、「使役」の動詞がすきなんでしょうね……。【松居秀記】

23歳下の男性にストーカー容疑、63歳女逮捕(読売新聞)
小泉被告に死刑判決=元次官ら連続殺傷−さいたま地裁(時事通信)
コメ農家の申請、4月1日開始=赤字分を直接支払い−戸別所得補償(時事通信)
「しんぶん赤旗」配布で2審は逆転無罪(産経新聞)
谷垣氏、退陣か解散要求(産経新聞)
posted by novbzfsqis at 16:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月05日

警官が覚せい剤飲ませる?同席女性から陽性反応(読売新聞)

 大阪市内の飲食店で3月中旬、同市内の警察署の男性巡査長(28)と一緒に酒を飲むなどしていて、意識もうろうとなった20歳代の女性の尿から覚せい剤反応が出たことがわかった。

 女性は「巡査長が飲み物に混ぜたのではないか」と主張。巡査長は混入を否定したが、府警は、覚せい剤が検出された事実を重視、巡査長の自宅を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で捜索するなど詳しく調べている。

 捜査関係者によると、女性は3月中旬の夜、交際相手である巡査長とパブにいたところ、体調が急変。そのまま帰宅したが、数日後に被害申告し、府警の尿検査で陽性と判明した。これを受け、府警は巡査長を調べたが、尿、毛髪ともに陰性で、巡査長は関与を否定。自宅から薬物は見つからなかったという。

関東沿岸、2日未明から強風警戒…気象庁(読売新聞)
3千万ドルの追加支援表明 岡田氏、ハイチ支援国会合で(産経新聞)
普天間、県内2案を米に提示へ=基地機能5割超を県外移転−政府(時事通信)
授業料返還、大学側逆転勝訴=推薦入試で入学辞退−最高裁(時事通信)
よど号事件40年 元赤軍派「結果的に間違い」(産経新聞)
posted by novbzfsqis at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月01日

「涙も出ない時間だった」水俣病訴訟ようやく和解(読売新聞)

 水俣病と認められていない被害者の救済問題が歴史的な節目を迎えた。

 被害者らでつくる水俣病不知火(しらぬい)患者会(熊本県水俣市)が国などを相手取った熊本地裁の集団訴訟で29日、原告はようやく手にした和解に喜びを表した。裁判外で水俣病被害者救済法による決着を求める被害者団体も、早期救済の実現に期待を膨らませている。ただ、年齢などによっては対象にならない可能性もあり、複雑な思いをにじませる原告もいた。

 同日午後の和解協議開始からまもなく、弁護士らが「基本合意が成立」と書かれた垂れ幕を地裁前で掲げると、集まった約100人の原告から大きな拍手がわき起こった。

 鹿児島県出水市の女性(70)は「(提訴以来)涙も出ない、笑うこともできない時間を過ごしてきた。うれしい。生きていてよかった」と喜びをかみしめた。

 一方、熊本県芦北町の男性(65)は「原告全員が救済されるわけではない。訴訟が長引くと亡くなる原告も増える」と苦しい心境を吐露した。

 和解協議後、原告らは地裁近くで集会を開催。「和解による解決へ大きな一歩を踏み出した。闘いの成果だ」などとする声明が読み上げられると、再び、力強い拍手が起きた。

 引き続き行われた記者会見では、園田昭人弁護団長が救済対象外とされる原告について、医療費を支給する方策を検討するよう、国側に伝えたことも明らかにした。

 国は和解案と被害者救済法に基づく救済策を同様の内容にするとしており、今回の和解合意によって具体的な救済策づくりも大きく前進することになる。

 法に基づき国が示した一時金給付などの救済内容を受諾している水俣病被害者芦北の会(熊本県津奈木町、約300人)の村上喜治会長は「私たちにとってもスタートの日だ」と喜んだ。

 水俣病被害者獅子島の会(鹿児島県長島町、約80人)の滝下秀喜会長も「和解案に合意してもらい、よかった」と歓迎した。

 一方、国などを相手に損害賠償を求める訴訟を起こし、判決での決着を求めている水俣病被害者互助会(熊本県水俣市、原告9人)の佐藤英樹会長は「合意はとても残念。裁判を続けて本当の救済を求めていく」とした。

伊調千春さん 故郷・青森の高校教諭に(毎日新聞)
犬種の大半は中東起源=「秋田」は東アジアのオオカミから−国際チームがDNA解析(時事通信)
訃報 金嬉老さん81歳=寸又峡事件の元受刑者(毎日新聞)
築地移転 中断回避へ 都予算案 原案可決確実に(産経新聞)
作業前からガス漏れか=ごみ処理場爆発−兵庫(時事通信)
posted by novbzfsqis at 19:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。